小林よしのり

なんだか昔そんな名前を目にしたことがあったが、「おじさん」というイメージだけの人であった。
わざわざこの人の本を読む機会もなかったし、漫画を読む行為自体に機会がなかった、というか心が向かなかったので。
わりと漫画を読まない。読む気があまりしないんだよね。
なんとなく大学で男子がジャンプ?を毎週買っては放ったらかしていたのを見ていたので、大学生になっても漫画買うんだ、と思っていたせいかもしれない。
先日何かで見たデータでは、ジャンプは当時一番売れた時代だったらしい。
それで、この方の作品も見ることはなかったのだけれど、某図書館で無料で放出していたのを見て、なんだか見たことのあるタイトルだなぁと手に取ってみたのだった。
政治系の漫画なんだなぁ・・・と。

その後、子供にブラック会社格差社会についてわかりやすい本はないかと調べていたとき、ふと小林よしのりの名前を思い浮かべた。
ちらっと検索してみると、中流絶滅なんて書かれていたので、つい買ってしまった。
小泉政権のことが書かれているのも、そそられた理由。
ネオリベ批判されている。
この本をちらっと斜め読んだ感想というか、疑問に残ること。
「共同体」という言葉。

この人にとって、いったい共同体とは何なのだ?
国ですか?自治会ですか?
お国のために???

少し小林よしのり自体について調べてみると薬害エイズ問題でおもしろいことが書かれていた。
最初は情緒的に問題提起し、訴訟団体を作るまでになったものの、組織自体を永続させたい人に追放されたというものだった。
まるでPTAみたいな、自治会みたいな、誰か一部のものが独裁することで利益を得るためだけに継続される組織。

共同体の一員なんじゃなかったんでしょうか。
共同体がどんなものかもわからず一員になったら、村八分どころか村から追放されたといったところでしょうか。


小林よしのり氏 虐げられた弱者が排外主義になる理由を説明
http://www.news-postseven.com/archives/20130314_175810.html
この記事の感想@日本人なら知っておきたい事
http://nihon.phpapps.jp/archives/127