銀閣寺

今日は時間が余ったので、銀閣寺に行ってみました。
昨日は天気が悪かったけれど、今日は天気が一転して大晴れ。
暑くて中のシャツも合わせて3枚脱いでシャツ1枚になったけれど、暑いくらい。
この暑さで昨日まで蕾だったものも、ちらほら咲き始めていて、春休みの学生グループや旅行客で賑わっていました。
学生服の女子高生グループは修学旅行かな?
中学生数名の男の子のグループや、小学生?と思わしき高学年ぐらいの子供のグループもいました。
京都の子供なのかな?
春休みに友達同士で銀閣見物なんて洒落ているというか、京都ならではなのか、感心感心。
男子グループなんていい加減に見ているだけかと思いきや、花頭窓から銀沙灘の庭をきちんと見ていました。
というか、その存在を見落としそうになったものの、その男子たちのおかげで気付きましたが^^;

銀閣寺は金閣寺を真似て作ったそうで、順路の狭さまで似ている。
狭い順路を進んでいくと、個人ガイドか何かの男性が数名中高年の方に説明をしていました。

小さな滝の前で池を見つめていると、池の中に丸い形だったんだろうな・・・と思わしきものを多く見つけました。
「あの池の中の丸って何だと思う?」と訊いた後、
「前はお金を投げてあったのを掃除したみたいだね。ほら、あそこに1円落ちている。」
と子供に話して次に進んで行こうとすると、なんとその男性ガイド、そのお金の話をし出しました。

なんだかなーと思いつつ、進んで向こうに見える屋根について
「あの屋根って何でできていると思う?
さっき教科書に載っている建物のところで説明したけど・・・」
と言っている横で、先ほどのガイドが「屋根が〜桧皮葺が〜」と説明し出しました。

桧皮葺だっけ?と思いつつ、順路を進んで、もう一度教科書で見た建物のところに来たとき、
杮葺(こけらぶき)の説明が置いてありました。
なんだ、あのガイドは。
いい加減だな、と思いつつ、
「杮って柿??サワラの木を薄く切って3cmずつずらしているんだねー。サワラ(椹)の葉っぱって焼くとバチバチするほら、あれ覚えてる?(プレーパークで焼いている子供いたんだけど。針葉樹だから油分が多いんだよね)」
などと話しながら順路に沿って戻る途中見つけたサワラの木を観察しつつ帰りました。

#サワラってよく考えると、魚乗っている、アレか。ググってみたらビンゴ。<腐敗防止のサワラ
さわら と ひのき の見分け方@国立天文台
ヒノキの仲間4種の見分け方

木甚って甚だ爽やかだからサワラらしい。
ヒノキ科ヒノキ属だから桧皮葺ではないけれど、近いものかな。
防腐効果を利用した造りなんだろうね。

あと杮葺で気になった柿(カキ)がコケラ?なのかもググってみました。

柿(カキ)と杮(コケラ)の違い
柿(かき)と杮(こけら)はこんなに違う文字なのか!

なんてこと!@@;
ビックリです。

眠い。ので、今日の感想??
土産物屋の並ぶ通りが銀閣に向かって伸びている。
そこを大勢の観光客が通っていく。
しかし、一歩通りを違えれば、そこは住宅が広がる普通の街であり、日常がそこに存在している。
この光景はどこかで・・・と遠い記憶から嵐山に高校のとき社会見学か何かで行ったときのことを思い出す。
渡月橋のあたりの土産物屋から神社などを目指して歩いていくが、途中は普通の住宅街であり、医療系の専門学校があって、そこで学ばれているらしき人たちが白い療法用のウェアを着ていたように思う。
ああ、なんだか私はこの人たちから遠いところであり、この人たちは遠い人たちがなんだかいるな程度で、日常に身を置いているんだなぁ・・・と思うと、何か私の中から抜けていくように感じていた、あの頃を思い出したのでした。だから京都人って冷たいんだろうけど。眠い。寝る。