るろうに…

るろうに剣心
佐藤健が出ているし、漫画か…
と、正直、バカにしていました。

佐藤健は、龍馬伝の人斬役がハマり過ぎて、
「また人斬りか」と見る気がしていなかった。
また、彼が色気があり過ぎる(女より色気ある)わりに、あっさりした感じがなんだか気味が悪いと思っていたから、見たくない感じでした。(本人のせいじゃないし、酷いな^-^;)

しかし、佐藤健さん、意外といい演技されますね。
まあ、やっぱりカッコイイですし。
龍馬伝の棒役者よりも見応えあるかな。

本題に戻り、るろう…は単純なストーリーではあるが、
食べ飽きているだろう話題ではあるが、要は暴力の話である。
『暴力に対抗するには、暴力か?』という、ありふれた、アメリカ様VSイスラム国とか、中国チベットとか、人殺しに死刑とか、目には目をハムラビ法典とか、もっと単純にイジメなどで暴力を振るわれたら、暴力で返すか。

未熟な私にはわからない。
ただ、傍観者にとっては、「暴力はいけない」、「戦争はいけない」と、ただ叫べばいいだけのこと。そんなことはわかっている。
わかっているから悩む。渦中にいる人にとって、そのわかりきった反暴力、反力を受け入れた場合、戦争であれチベットであれ、身体的もしくは心理的に死を受け入れることを意味する。

無知の罪という言葉があるけれど、渦中にいない無知の人の重みのない「反力」の勧めこそ、セカンドパワーである。
気軽に言ってくれるなら、「おまえが止めてこい」である。
私は殺しは好まない、むしろどんなに斬り刻まれて頬に十字どころでなく心に傷を負っていても許してきたつもりである。
しかし、ダマイラマにはなれない。額の真ん中に子供の頃になかった黒子もあるが、仏でさえ3度までしか許していない。
もう茶番はこの辺りで終わりにしたい。

私はためらいもなく逆歯刀を抜く。るろうは私である。
なるべく私を怒らせるな。それが私の願いでる。

http://shinsho.shueisha.co.jp/seidoku/index1406-3.html